「孤島からのプロローグ」


○モーニング商業
海に浮かぶ孤島…モーニング商業。

生徒会室で生徒会長の高橋、副会長の新垣、諜報部長のリンリンが会議をしていた。

新垣「リンリン。例の件はどうなんだ?」
LL「キュー学ハ、ダマサレテ、ベリ高と抗争シテルミタイデース!」
高橋「哀れな奴らやよ。全てリンリンが流したデマやと言うのに…」
新垣「来日してここに来る間にうっかり手を出してしまったジュンジュンの仕業とは誰も思わないかと」

JJ「・・・」
少し離れたところで机に足を置き、りんごをかじっているジュンジュン

新垣「ま、ジュンジュンの扱いにも慣れたことですし」
高橋「奴らも飢えとるからな・・・」
外から奇声が聞こえる
新垣「では…はじめますか…」


新垣マイクを手に取りデッキに出る
デッキの下にはコロシアムのような運動場がありモー商の生徒たちが唸り声を上げている

新垣《待たせたな!ついに何年かに一度の『世直しの儀』を行う時期となった!》
生徒たち『うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
新垣《ただし!ここから『本土』へ行けるものを5名に絞らなければならない!》
生徒たち『うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
新垣《これより会長高橋の合図で世直しの模擬試験を執り行う!》
生徒たち『うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』

マイクを高橋に譲る新垣
高橋《これよりモー商の『商』は商いの『商』ではなく「勝利」の『勝』となる!!
   敗北するものは死あるのみ!目の前の輩を殺す気で潰しあえ!始めぇ!!》

生徒たち『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!』
運動場でサバイバルが始まった。


~数日後~
○生徒会室

生徒会室横の部屋がのぞける窓の前に立つ高橋、新垣、リンリン
新垣「最終的に残った5名とプラスαがここに」
高橋「プラスアルファ?なんだそれ?」
新垣「助手を連れて行きたいという奴と…椅子が欲しいという奴がいまして」
高橋「はぁ?まぁいい・・・そのメンバーは?」
リンリン「コイツラデース」
リンリンがカーテンを開ける
マジックミラー越しに隣の部屋に集められている面々を眺める高橋と新垣

ウキウキしながらシャドーボクシングしている2年亀井
亀井「ひさしぶりに本土でナンパできるなぁ♪楽しみ!」

爪のような武器を眺めて手入れをしている2年田中
田中「カメの目的は不良より女っちゃね…ウチの目的は高橋やけん。邪魔せんといてや」

生徒を四つんばいにさせそこに座りくつろいでいる2年道重
道重「じゃあ私は…男ってところかしら?フフフ♪」

黄色と青の腕章をした二人を引き連れている1年久住
久住「高橋を引き摺り下ろす第一歩だ。いいね!吉川、北原」
2人「ハイ!」

隅で暇そうにメンバーの様子を見ている1年光井
光井「うわー読み通りの面々や・・・これにあとアイツらが加わるんやな…」

高橋「予想通りというかなんつーか・・・」
新垣「3年は我々以外全滅です」
高橋「骨のねぇ奴らやよ・・・ま、任務が遂行できればよしとしとくか」
新垣「この5人に私と会長、諜報部長のリンリンそして…」
LL「ヨージンボとして、リューガクセのジュンジュンも行きマース!」
リンリンの横で腕組みをしている留学生ジュンジュン
JJ「・・・」
高橋「駒は揃った。以上9人を中心に世直しを行う。今すぐ本土に向かう船を出せ」
新垣「了解」

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最終更新:2011年03月05日 14:53