このページでは、ヤドカリにあまり興味の無い方や
「ヤドカリってあの貝に入ってるカニでしょ」位の
イメージしか持っていない方に、ヤドカリって一体
どんな生き物なんだろう?と言う事を説明していく物です。

このページを読んで頂いた方が少しでもヤドカリに興味を
もってくれるなら幸いです。
そうすればこの「H.C.W]をより楽しんでもらえると思います。

* ヤドカリってどんな生き物? *


ヤドカリは節足動物門 甲殻上網 軟甲網 十脚目 異尾下目に属した生物です。
書いている本人もよく分からない程複雑なので、簡単に説明します。
節足動物とはお馴染みの昆虫やクモ、サソリ等が属している物で、
体がいくつもの節に分かれ、それぞれの節に脚や触角等の附属肢(ふぞくし)を持つ動物の総称です。

 では、水中で節足動物って?と言うと、なんと言っても有名なのが
エビやカニです。
これらの仲間が文字通り「十の脚」を持つ 「十脚目」です。
(ダイバーがよく甲殻類と呼んでいるのは十脚目に属する甲殻類で、同じ甲殻類でも「目」の異なるフジツボやフナムシは意識されていないと思います。)

 「十の脚」とは甲殻類の体を頭、胸、腹に分けたうち、
胸の部分に備わっている後方5対の附属肢がはさみや脚の機能をもっている、
すなわち10本脚である事を指しています。
そして最後の異尾下目(類)ですが、胸の部分の附属肢(つまりはさみ脚や歩くための脚)のうち、
最後の1対が他に比べて著しく小さくなった物の総称です。

 異尾類の仲間には他にもコシオリエビやカニダマシ等がいます。
そして有名ですがタラバガニやハナサキガニは、ホンヤドカリ科にごく近縁な仲間です。
 その中でもその腹部を主に巻貝を使って隠し守っている異尾類がヤドカリです。巻貝の形に合わせて体が曲がっていたり、胸に備わる脚のうち、一番最後の脚もちょっと変わった形をしています。

下にいくつかメニューを用意しました。ご覧下さい







































最終更新:2011年05月27日 11:39