羽間市


【分類】
市町村

【読み】
はざまし

【初出】
Missing 神隠しの物語

【解説】
Missingの舞台となる聖創学院大付属高校を擁する房総半島に位置する学芸都市。
羽間港という小さな港から内陸に向かい徐々に高度が増していき、
市全体はなだらかな坂のようになっている海と山に挟まれた土地。
人口は5万人と地方自治法によって定められている要件をギリギリ満たす程度。

元々は漁村だったのだが、明治初期に日本を訪れる外国人のための別荘地として開発されるものの、
様々な事情からその目的は果たせずに頓挫してしまう。
その名残りである石畳や砂岩タイルの壁、壮麗な切妻屋根などの当時の洋風趣味を前面に反映した建築群は、
関東大震災や太平洋戦争を乗り越え生き残った町並みは市の条例によって保護されることになる。
これにより市全体が一種の観光地のような統一感のある造りになっている。

その成り立ち故に羽間市には主要な産業が存在しなかった。
元々の生業だった漁業も羽間港が既に連絡船の停泊が主な用途となっており、過去の話と化している。
市の景観を武器に観光の振興を図り新神戸、新長崎を名乗るもその歴史や立地の半端さが仇となり失敗。
そして唯一の財産である町並みを残しつつ『売り』を作るため、市は学芸の振興を選択。
この目論見は概ね成功し、大型の総合大学である聖創学院大学の誘致に成功。
隣接する付属高校や中学を中心に街の経済が動き、ベッドタウンとしても注目されるようになり、現在に至る。

また、この市の山には隠し神が住まうとされている。


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最終更新:2011年08月31日 21:44